第78回宍道湖一周駅伝競走大会(一般財団法人島根陸上競技協会、山陰中央新報社主催、LPCグループ特別協賛、ホシザキ、島根県ホンダ会協賛)が2日、4年ぶりに、松江市営陸上競技場発着の7区間、61・1キロで行われ、第2部のホシザキが3時間14分45秒(速報値)で優勝を飾った。
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沿道には選手の家族や地元住民らが繰り出し、風が強く吹く中、山陰中央新報の小旗を振りながら、懸命に走る選手に温かい声援を送った。
小旗は山陰中央新報社が約300本を用意し、発着点の松江市営陸上競技場や各中継所で配布した。
レース中盤の出雲市斐川町荘原の第3中継所付近では、ラストスパートをかける選手やたすきを受け取って走り出す選手をカメラで撮影したり、小旗を持って「もう少しだ」「頑張れ」と激励したりする市民の姿が見られた。
繰り上げスタートになっても最後まで走る選手に声援を送っていた出雲市立西野小学校3年の飯塚康介君(8)は「最後まで諦めずに走る姿がかっこよかった」と笑顔だった。3区で走った孫の土江大智さん(23)=出雲市消防本部陸上部=の応援に通過一時間前から駆けつけた出雲市大津町の自営業鐘築勲さん(78)は「最後までよく頑張った」と拍手でたたえた。
(佐野翔一)