9日に投開票を迎える島根、鳥取両県知事選では、原発を巡る候補の主張に温度差があり、論戦が低調だ。中国電力島根原発2号機(松江市鹿島町片句)の再稼働について反対を唱える共産党新人2人に対し、すでに容認の結論を出した現職2人は演説などで積極的に触れることがない。再稼働の是非もさることながら、避難計画の実効性も問われる中で、物足りなさを指摘する有権者もいる。 (高見維吹)...