Ｕ１５チャンピオンシップで４強入りしたＵ１５島根スサノオマジックのメンバー＝東京都渋谷区、東京体育館
３月下旬に東京都で開かれたバスケットボール男子Ｂリーグ４６チームのＵ１５（１５歳以下）チームが競う大会で、島根スサノオマジックの下部組織が４強入りを果たした。西地区首位を走るトップチームに負けまいと、練習を重ねて成し遂げた快挙。選手たちは「全て出し切れた」と自信を深めている。
「ＢリーグＵ１５チャンピオンシップ」は、３月２７～３０日に東京体育館で開催。Ｕ１５島根スサノオマジックは、１２グループに分かれて行われた予選をグループ１位で通過し、１２チームで争われた決勝トーナメントでは１回戦で岩手、２回戦で千葉Ｊに勝利。準決勝では福岡、３位決定戦では横浜ＢＣに敗れたものの、トップチーム同様、攻守の切り替えの速いバスケで上位に食い込んだ。
チームは、ジュニア世代の底上げを目的に２０１５年に設立し、山陰両県内の中学生を中心に構成。実力を磨き、強豪高校に進む選手もいる。大会当時のメンバーでベスト５に選ばれた金山颯（はやて）さん（１５）は、故郷の松江市を離れ、今春、尽誠学園（香川）に進学。「全国の強豪と戦った経験を生かして、将来はトップチームでプレーしたい」と夢を膨らませる。
今回の好成績は、残った選手にとっても大きな意味を持つ。末松勇人監督（４０）は「持ち味とするポジション争いで優位に立つバスケができた。これからは今回の結果を下回らないようにしたい」と来年以降の大会を見据えた。（景山達登）
