島根県と鳥取県が12日、56人、83人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。11日確認分。クラスター(感染者集団)は島根で1件発生した。鳥取で80代の感染者1人がコロナ以外の病気が原因で死亡し、累計死者数は266人となった。
島根県で診断した医療機関の所在地別内訳は、松江市17人、出雲市14人、雲南市6人、浜田市と大田市、隠岐の島町各3人、益田市と川本町、津和野町、西ノ島町各1人。医療機関で診察を受けずに自主検査のみで「しまね陽性者登録センター」に登録した人は6人だった。
新たにクラスターが発生したのは、松江市内の障害者福祉施設で8人の感染を確認。県内のクラスターは累計1139件。
鳥取県の保健所管内別の内訳は鳥取市20人、米子31人、倉吉32人だった。
累計感染者数は島根16万9032人、鳥取14万2616人。病床使用率は島根(即応病床とコロナ患者が入院している一般病床の合計230床)5・7%、鳥取(確保病床351床)5・1%。宿泊療養は島根1人、鳥取3人。重症者はともにいない。
(吉金亮太、清山遼太)