時間に追われる毎日のなかでは、移動時間がもっぱら読書の時間になっている。アイルランドを代表する作家コルム・トビーンの「ノーラ・ウェブスター」(栩木伸明訳、新潮クレスト・ブックス)は、喧騒(けんそう)の車内を心地よい空間に変えてくれた、心に響く小説である。
舞台は1960年代後半のアイルランドの田舎町。夫を亡くした46歳の主婦ノーラが...
時間に追われる毎日のなかでは、移動時間がもっぱら読書の時間になっている。アイルランドを代表する作家コルム・トビーンの「ノーラ・ウェブスター」(栩木伸明訳、新潮クレスト・ブックス)は、喧騒(けんそう)の車内を心地よい空間に変えてくれた、心に響く小説である。
舞台は1960年代後半のアイルランドの田舎町。夫を亡くした46歳の主婦ノーラが...
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