山陰両県は20日、南から暖かい空気が流れ込んだ影響で気温が上昇し、両県29カ所の観測点のうち20カ所が今年最高、17カ所が気温25度以上の夏日となるなど、各地で6月上旬から7月上旬並みの陽気となった。
気象庁によると、各地の最高気温は、津和野(島根県津和野町)28・3度▽瑞穂(同県邑南町)28・1度▽智頭(鳥取県智頭町)27・7度▽米子27・2度▽松江25・1度▽倉吉25・0度―など。
今年初の夏日となった松江市の松江城山公園で、観光客は日傘を差し、上着を脱いで半袖姿で散策を楽しんだ。長野県諏訪市の古田秀一さん(72)は「気温が一気に上がって夏のようだ」と汗を拭った。
松江、鳥取両地方気象台によると、21日から1週間は冷たい空気が流れ込み、気温も平年を下回る見込みという。
(原暁)