鳥取県教育委員会は8日、小学校教諭2人をそれぞれ戒告の懲戒処分とした。非違行為の内容は人身事故と速度違反で、2人とも反省しているという。
県教委によると、米子市立小学校の女性教諭(31)は2月7日朝、同市内で軽自動車を運転して通勤中にカーブで減速を怠って対向車線にはみ出し、対向車と衝突。運転していた60代女性に胸の骨を折る大けがをさせた。自動車運転処罰法違反(過失傷害)罪で罰金40万円の略式命令を受け、納付した。
鳥取市立小学校の女性教諭(26)は休日の4月20日深夜、兵庫県加西市内の中国縦貫道で乗用車を運転中、制限速度を時速52キロ超える時速132キロで走行した。道交法違反(速度超過)罪で罰金8万円の略式命令を受け、納付した。
県教委の横山順一次長は「県民の教育に対する信頼を損ね、心からおわびする」と述べ、頭を下げた。
(桝井映志)