繊細な表現が光るワイヤアート作品=益田市常盤町、キヌヤ益田ショッピングセンター
繊細な表現が光るワイヤアート作品=益田市常盤町、キヌヤ益田ショッピングセンター

 市販のアルミワイヤを使って盆栽や花を表現した作品展が21日、益田市常盤町のキヌヤ益田ショッピングセンターで始まった。花びらや幹の太さ、色合いなど本物そっくりの作品が来場者を楽しませている。24日まで。入場無料。

 アルミワイヤを使ったアート作品の楽しさを知ってもらおうと、同市久城町の自宅でワイヤアート教室を開く大谷賢司さん(68)が、2020年に始め4回目。大谷さんや教室生2人が制作した盆栽やクリスマスツリーを模した近作の50点を展示した。手指やニッパー、やっとこを使い、直径0・8~1ミリのワイヤを巻いたりつなげたりして作った、しだれ桜や松、コチョウラン、バラといった繊細な作品が並ぶ。台座に鏡面を配し、湖面に映る紅葉を表現した作品もある。

 来場した同市七尾町の会社員岡﨑紀子さん(49)は「すてきな作品ばかりで置物として楽しめそう」と話し、大谷さんは「たくさんの人に知ってもらい活動の輪を広げたい」と意気込んだ。(中山竜一)