▽短歌

 ◇朝酌公民館短歌会(松江市)

着ぶくれてこたつから出る我の背に立春の光やさしくとどく 野津 澄子

雪とけて畑一面のいぬふぐりすまんすまんと鍬打ちおろす 青山 君代

水の中蓮かきつばた愛でるため泥にまみれて大草を取る 野津 智恵

さあ大変コロナに罹るひまはなし雪かき雪かき健やかな時 上野 和夫

コロナ禍の規制は解けれどそのあとに値上げの続く日日に憂いを 岡  益恵

跳ねるゴズしごをしたれば手に残る命の重み黄色き卵(こ)にも 三...