キャンペーン部門賞を受賞した「新聞を配ることは、気を配ること。」
キャンペーン部門賞を受賞した「新聞を配ることは、気を配ること。」
チャレンジ部門賞を受賞した「光明山 悟真院 善導寺広報企画」
チャレンジ部門賞を受賞した「光明山 悟真院 善導寺広報企画」
キャンペーン部門賞を受賞した「新聞を配ることは、気を配ること。」
チャレンジ部門賞を受賞した「光明山 悟真院 善導寺広報企画」

 地域活性化に貢献した広告活動を顕彰する全日本広告連盟(全広連)の「第2回鈴木三郎助全広連地域広告大賞」の受賞作品が決まった。全4部門中2部門で、山陰広告協会の推薦作品が部門賞を受賞。チャレンジ部門で善導寺(松江市和多見町)の「光明山 悟真院 善導寺広報企画」、キャンペーン部門で山陰中央新報社の「新聞を配ることは、気を配ること。」が選ばれた。

 全国25の広告協会から地域の産業、経済、文化スポーツに関する広告活動について応募があり、計104作品から、各部門2作品の部門賞、さらに最優秀賞を選考。

 チャレンジ部門の「光明山 悟真院 善導寺広報企画」は、ロゴマーク作成、ウェブサイト開設に加え、デジタル御朱印帳のデザインを作り、地元住民や観光客が訪れるきっかけをつくり、遠方の檀家(だんか)からも反響があった。デジタル技術を活用し「新しい場づくり」のチャレンジが高く評価された。

 キャンペーン部門の「新聞を配ることは、気を配ること。」は、新聞が届くという日常の裏で目に触れにくい配達員の細やかな気配りや思いを聞き取り、実直な内容を、新聞広告などで表現。新聞配達網を取り巻く厳しい環境の中、高い志を持つ人たちのリアルな姿を高いクオリティーで真摯(しんし)に描いた点が評価された。

 フィルム・オーディオ部門、プリント部門を含む4部門賞から、プリント部門の沖縄タイムス社、琉球新報社の新聞広告「ハブとマングースの対話」が最優秀賞に選ばれた。

 贈賞式が5月17日、全広連創立70周年記念第71回全日本広告連金沢大会(金沢市)の式典である。(古瀬弘治)