プログラミングロボット「クリエイト」を操作する小学生=松江市内中原町、内中原小学校
プログラミングロボット「クリエイト」を操作する小学生=松江市内中原町、内中原小学校

 松江市内中原町の市立内中原小学校児童が10日、同校体育館でプログラミング教室に参加し、ロボットを自動走行させて関心を高めた。

 

 掃除ロボット「ルンバ」などを販売するアイロボットジャパン合同会社(東京都)が開いた。2年生23人がロボットと社会の関わりについて教わった後、大きさ約15センチ四方のプログラミングロボット「ルート」でプログラミングの基礎を学習。右左折や前進、後退などをタブレット操作で指示した後、発進させた。

 ルートより3倍近く大きく、ルンバと同サイズのロボット「クリエイト」も使用。広さ160センチ四方のエリアに靴下やサンダルなどの障害物を置き、ぶつからないようにプログラミングした後、実際に走らせた。

 時折、障害物に当たることもあり、児童たちは位置情報を伝えるのに頭を悩ませつつ、繰り返し取り組んだ。大原陽菜さん(7)は「難しかったけどロボットを動かせてうれしかった」と笑顔だった。

 アイロボットジャパンは昨年12月から小学2、3年を対象に出張プログラミング教室を実施。内中原小学校は全国で3校目、中四国では初開催となった。(林李奈)