バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)のチャンピオンシップ(CS)が12日、開幕し、西地区2位の島根スサノオマジックはホームの松江市総合体育館で東地区2位のアルバルク東京と対戦し86―71で快勝した。CSは2戦先勝方式なため、スサマジは準決勝進出に王手をかけた。宿命の対決で勝敗を分けたポイントを解説する。(ニュースセンターデスク 舟越幹洋)

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チャンピオンシップ準々決勝の第1戦に勝利し、観客の声援に手を振って応えるMVPのペリン・ビュフォード

 

 ▽ホームで再び宿命の対決

 A東京とは昨シーズンのCSでも初戦でぶつかり、ホームのスサマジが2勝1敗で勝ち上がった。スサマジの主将、安藤誓哉は昨シーズン開幕前、A東京からスサマジに移籍した。まさか2年連続してCS初戦でぶつかるとは思わなかっただろう。A東京とは宿命の対決だ。

ドリブルをする島根の安藤誓哉(右)。A東京は古巣で宿命の相手

 ホームの松江市総合体育館は過去最多の4480人のブースターで埋まり、観客席はチームカラーの青一色に染まり、ボルテージは最高潮に達した。

試合を盛り上げるアクア☆マジック=松江市総合体育館

  試合は出だしから、ディフェンスを持ち味にする両チームがカラダを張って相手をマークする激しい展開になった。スサマジは第1クオーター、A東京に3点シュートを決められ13―20とリードを奪われた。

▽攻撃力で主導権握る

 第2クオーターに入ると、スサマジは厳しいディフェンからリバウンドを奪い、ペリン・ビュフォードが3点シュートと速攻からダンクシュートを決め開始2分で21―20と逆転。残り5分からはニック・ケイ、ビュフォードが連続して3点シュートを決め、35―25と差を広げ、...