色とりどりのバラを見て楽しむ来場者=出雲市斐川町神庭
色とりどりのバラを見て楽しむ来場者=出雲市斐川町神庭

 【出雲】出雲市斐川町内でバラを育てる住民が自宅の庭を開放する「斐川バラのオープンガーデン」が8カ所で開かれている。甘い香りに包まれた庭園で来場者はピンクや黄の色とりどりの花々に見とれた。

 花愛好家でつくる実行委員会(福島博代表)が2016年から企画し、8回目。6個人、1事業所と荘原コミュニティセンターが参加した。

 福島代表(73)は自宅の庭(約40平方メートル)で199種類、計344株を育てる。高い位置(50センチ~3メートル)で接ぎ木した「スタンダード仕立て」のバラと、根元に植えられたクローバーやジキタリスといった宿根草、多年草との調和が見事で、来場者は花の匂いを嗅いだり写真を撮ったりしながら楽しんだ。

 夫婦で訪れた島根県美郷町乙原の芦矢修司さん(74)は「庭づくりを楽しんでおられるのが伝わった。バラの雰囲気がとてもすてきで圧倒された」と話した。

 21日まで開園(午前9時から午後5時)する。出雲市斐川町三分市、飯塚秀子さん宅の庭は20、21日のみ入場が可能。(藤原康平)