福島博さん宅のバラや春の花を観賞する来場者=出雲市斐川町神庭
福島博さん宅のバラや春の花を観賞する来場者=出雲市斐川町神庭

 【出雲】愛好家が丹精込めて育てた自宅のバラ園を一般開放する「バラのオープンガーデン」が22日、出雲市斐川町内で始まり、市内外から訪れたファンが、色とりどりに咲き誇る花々に見入っている。

 荘原コミュニティセンターの催しに合わせ、一部の愛好家が庭を開放したのがきっかけでスタート。7回目の今年は個人宅5軒と1事業所、同コミセンの7カ所の庭を開放している。

 このうち実行委員会代表の福島博さん(72)=出雲市斐川町神庭=は、庭2カ所で190種330本のバラを栽培。今年は気温が高いため、1週間前から見頃を迎えているという。

 接ぎ木で高い位置に花を咲かせる「スタンダードづくり」やアーチを施した庭には、深紅やピンク、黄色など、多彩なバラが競うように咲いている。

 松江市東出雲町揖屋から家族3人で訪れた会社員の川上潤一さん(34)は「たくさんのバラと春の花が立体的に配置され、すごくきれい。将来はこんな庭を持ちたい」と話した。

 実行委は7カ所を巡れるよう地図を作製。23日と29、30日も開放する。(三原教史)