出雲市斐川町内のバラ愛好者が自宅の庭などを開放する「斐川バラのオープンガーデン」が、今年も始まった。今後の公開日、公開時間は21、22の両日午前9時~午後5時。6個人、1事業所、荘原コミュニティセンターの計8カ所で、心を込めて育てられたバラの優美な花と甘い香りが楽しめる。(出雲総局・松本直也)

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福島博さんの庭にあるメアリーローズ=出雲市斐川町神庭


 60品種のバラと宿根草を配置した同町上直江の保育士原真由美さん(58)の600平方メートルの庭では、つるバラの品種マリーヘンリエッテと、昨年訪れた人から種をもらったというシレネの花が、鮮やかなピンク色で共演。

ザ・ピリグリムやパットオースチンなどが咲く福島博さんの庭=出雲市斐川町神庭
鮮やかなピンク色の花が咲くいた原真由美さん宅のマリーヘンリエッテ‖出雲市斐川町上直江


 自宅で花を育てている米子市の小学6年生小林萌夏さん(11)は「こんか感じになればきれいになる。庭づくりの参考にしたい」と話した。

ログハウスを背景に赤いテス・オブ・ザ・ダバーヴィルズが咲く飯塚秀子さんの庭=出雲市斐川町三分市

 原さんは「きれいだと言われるとさらに来年頑張ろうと思う。美しさに共感されることがうれしい」と目を細めた。

 愛好者でつくる実行委員会(福島博代表)の恒例企画で、7回目。公開日以外は訪問しないように呼びかけている。