【米子】米子市新開4丁目、かいけ心正こども園の年長組の遠足が17日、米子城跡であり、園児たちはガイド役の米子城武者隊の武者から城の歴史や築城の工夫を聞き、楽しんだ。
米子城跡の遠足は10年ほど前から毎年しているが、武者と交流したのは初めて。ふるさと教育の一環で企画した。
参加した園児67人は「えい、えい、おー」と元気な声を上げ、階段を上り始めた。途中、見どころの説明や水分補給を挟み、30分かけて標高約90メートルの天守台に着くと、米子市街を一望する景色に目を輝かせた。城の歴史の説明や模造刀を使った武者の演舞を楽しみ、下山した。
米子城武者隊の山根俊明さん(36)は「子どもたちを案内するのは今回が初めて。歩くペースや説明の内容に気を配った」と話した。
遠足に参加した、年長の河津紗來(さら)ちゃん(5)は「武者の人がかっこよかった。けっこう疲れたけどまた登りたい」と笑顔だった。
(中村和磨)