淡い光跡を描きながら飛び交うホタル=30日午後8時半、雲南市大東町小河内(長時間露光)
淡い光跡を描きながら飛び交うホタル=30日午後8時半、雲南市大東町小河内(長時間露光)

 島根県内有数のゲンジボタルの生息地、雲南市大東町内を流れる赤川で、ホタルの乱舞が見られるようになった。闇の中に淡い光が浮かび上がり、幻想的な光景をつくりだす。

 ゲンジボタルは5月下旬から6月上旬に成虫になり約2週間生きる。観賞スポットで知られる大東町小河内では30日夜、川べりに現れた無数のホタルが、光を放ち川面を飛び交った。

 保護活動をする「赤川ほたる保存会」によると、今年は例年並みの5月21日ごろから見られ始めた。6月10日ごろが最盛期で6月いっぱいは楽しめるという。

 (山本泰平)