梅雨前線や台風2号の影響で、山陰両県では2日にかけて大雨となる見通しだ。山陰両県内では2日夕までの24時間に降る雨の量が多いところで150ミリになると見込まれ、気象台が浸水や河川の増水、土砂災害などへの注意を呼びかけている。
松江、鳥取両地方気象台によると、前線に向かって台風2号の暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発化する。
2日に予想される1時間降水量はいずれも多いところで島根40ミリ、鳥取40ミリと予想。2日午後6時までの24時間降水量はいずれも多いところで島根東西部150ミリ、隠岐120ミリ、鳥取150ミリと予想している。
JR西日本中国統括本部は2日、山陰両県を走る特急、普通、観光列車の全線を始発から運転を見合わせる。雨が弱まり、線路の安全が確保でき次第、運転を再開する。
両地方気象台によると、山陰両県とも3日には回復し、晴れ間も出る見通し。
(黒崎真依、吉金亮太)