市議会への関心を高めようと、江津市議と市民が意見交換するワークショップ「どがなかな江津市議会」がこのほど、同市内であった。市議が、議員や市議会の役割を紹介し、市民が模擬議会で議員を体験した。
市議有志9人と、まちづくりを手掛けるNPO法人てごねっと石見が、市民に身近な議会を実現しようと企画した。
市議が、条例や予算の審議、市執行部への政策提言といった議員の仕事内容を紹介。ともに選挙で選ばれた首長と議員が、自治体を運営する二元代表制の仕組みについても解説した。
模擬議会では、参加した市民9人が議員にふんし、執行部役の市議に質問。市民は急増する空き家の利用促進策や、新庁舎建設に伴って閉館された旧庁舎の活用法を問い、市議が市の方針を代弁した。
参加者に「議員と話をするのは初めてだった」と明かされたという、河野正行議員は「市民に近い議会、議員となるように、情報発信したい」と話した。
(福新大雄)