クロアチアを拠点とするセーリング・レーザー級合同チームの境港市での東京五輪事前合宿が中止になったことについて、男子フィン級の東京五輪代表に内定した瀬川和正選手(31)=米子産業体育館=が27日「残念だが本番で一緒に戦えるのを楽しみにしている」と話した。
同市上道町の市役所に伊達憲太郎市長を訪問し、終了後の取材に答えた。
瀬川選手はチームに所属し、目指したレーザー級での五輪出場を逃し、転向したフィン級で切符を獲得。チームと離れて境港市内に住み、本番まで美保湾で練習する予定にしている。
チームが合宿すれば再会できただけに残念がり、セーリングをする高校生らが交流を楽しみにしていたことを踏まえ「今後も指導や触れ合いなど何らかの形で交流を続けていきたい」と述べた。
合同チームは5カ国の選手とコーチ計8人が所属。新型コロナウイルスの影響を考慮し、7月上旬の合宿を断念した。
(園慎太郎)