黒川聡会長(右)の解説に耳を傾けながら、古い街並みを散策する参加者=江津市江津町
黒川聡会長(右)の解説に耳を傾けながら、古い街並みを散策する参加者=江津市江津町

 【江津】古い街並みが残る江津市江津町の江津本町地区でこのほど、まち歩きイベントがあり、参加者はガイド付きの散策やクイズラリーを楽しんだ。

 まち歩きは、外壁の幾何学模様が特徴的な大正期の洋風建築「甍街道交流館」を出発し山辺神社、国登録有形文化財で明治中期建設の「旧江津郵便局」などを巡る約2キロのコース。

 主催した地元住民でつくる「本町地区歴史的建造物を活(い)かしたまちづくり推進協議会」の黒川聡会長(79)が同行し、歴史を解説しながら歩いた。

 地区名所を題材にしたクイズラリーもあり、家族5人で訪れた江津市都野津町の会社員、佐々木有紀さん(30)は「風情があって巡って落ち着く街並み。子どもも楽しめるので、また来たい」と話した。

 ほかに音楽や石見神楽などの舞台、軽食や雑貨の販売もあり、市内外から2千人が来場した。

     (村上栄太郎)