BYD AUTO 松江で販売予定の「BYD ATTO3」(提供写真)
BYD AUTO 松江で販売予定の「BYD ATTO3」(提供写真)
BYDの店舗のデザインイメージ(提供写真)
BYDの店舗のデザインイメージ(提供写真)
BYD AUTO 松江で販売予定の「BYD ATTO3」(提供写真)
BYDの店舗のデザインイメージ(提供写真)

 中国の電気自動車(EV)最大手、比亜迪(BYD)の販売店舗「BYD AUTO 松江」が2024年中をめどに、松江市内に開店する。開店に先立ち、開業準備室(松江市東津田町)が7月1日に営業を始め、商談や試乗などに応じる。

 25年末までに国内で100店の販売店網構築を目指すBYD日本法人(横浜市)が、輸入車販売の山陽自動車(米子市両三柳)と契約して開店する。中国5県では、岡山市内に1月に開業準備室を設けて営業を始めており、2県目。全国には販売店が5店あり、準備室は36カ所で営業を始めているという。

 松江の準備室には、スポーツタイプの多目的仕様車「BYD ATTO3」(価格は440万円から)を展示するほか、試乗もできるようにする。年内に発売されるコンパクト車「DOLPHIN」(価格は未定)など3車種も取り扱う予定。

 BYD AUTO 松江の安井恵樹店長は「山陰地域でのEV事業先駆者として、対面販売での営業やサービス向上に力を入れたい」と話した。

 BYDは1995年に創業し、世界70超の国・地域に進出して事業を展開。22年にはEV販売台数がテスラなどを抜いて世界一となった。日本市場には15年から参入し、販売網を拡大させている。 (堀尾珠里花)