地元住民(中央)の手ほどきを受け、コケを使った観賞用テラリウム作りに挑戦する参加者=江津市跡市町、旧跡市小学校
地元住民(中央)の手ほどきを受け、コケを使った観賞用テラリウム作りに挑戦する参加者=江津市跡市町、旧跡市小学校

 江津市跡市町の旧跡市小学校で25日、交流イベント「跡市AITABI(あいたび)」があった。江津、浜田、大田の3市から参加した25人が指導役の住民の手ほどきを受け、地元産の材料を使ってコケの鑑賞用テラリウムや竹灯籠、綿のコースター作りを楽しみ、跡市地区の魅力に触れた。

 コケのテラリウムは、直径8センチ、高さ15センチの瓶の中に土を入れた後、ピンセットを使って切り分けたコケや小石、白石をちりばめ、観賞用の小さな庭を作り上げた。

 竹灯籠は、住民が切り出した竹に電動ドリルで穴を開けて制作。コースターは、機織り機で綿糸を思い思いの模様に織り込んで作り上げた。

 大田市仁摩町馬路のパート職員、島田京子さん(61)は「作りながら癒やされた。跡市の人たちと交流できて楽しかった。また参加したい」と話した。

 イベントは地元住民でつくる跡市地区まちづくり協議会が主催し、5回目となった。  (村上栄太郎)