「アニマリス・プラウデンス・ヴェーラ」2013年?Theo Jansen
「アニマリス・プラウデンス・ヴェーラ」2013年?Theo Jansen

 オランダの造形作家テオ・ヤンセンが制作した「ストランドビースト(砂浜の生命体)」を集めた「テオ・ヤンセン展」が7日、松江市袖師町の島根県立美術館で始まる。プラスチックチューブ製で、風の力で生物が歩くように動く14点を展示する。8月28日まで。

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 ストランドビーストは、海面上昇問題解決のため、海岸に自生して砂を積み上げる防波堤ができないか、というヤンセン自身の発想から生まれた。

 中国地方初開催で、作品の一部は館内で定期的に風を送り実際に動く様子が見られる。全点撮影可。

 7月8日午後2時からは、美術館ホールで、雑誌「大人の科学マガジン」の編集長が講演するほか、土、日曜、祝日は館内で販売する「ミニビースト」のレース大会がある。

 観覧料(コレクション展セット)は前売りが一般1500円、大学生1250円、小中高生600円(オンライン、ローソン各店で販売)。開館時間は午前10時から日没後30分まで。問い合わせは島根県立美術館、電話0852(55)4700。