16日午後4時20分ごろ、出雲市大社町杵築北の「稲佐の浜」の沖合で、雲南市木次町の男性(45)と小学生の長女、長男が浮いているのを、近くにいた30代男性2人が発見し、救助した。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。子ども2人は意識があり、命に別状はない。
出雲署によると、その男性は同日午後から家族で海水浴に来ていた。長女と長男の姿が見えなくなり、40代の妻と捜していたところ沖合に浮いているのを見つけ、男性が救助に向かったという。
その後3人の姿が見えなくなり、妻が30代男性2人に救助を依頼して、119番。男性2人が、海岸から35メートルの海面にあおむけに浮いている男性と、体につかまる子ども2人を発見し、3人を近くの波消しブロックに引き上げた。
現場は稲佐の浜の弁天島から南側にある波消しブロック付近で、当時は波が高かったという。