島根2区では、自民党現職の竹下亘氏(74)=7期=と、共産党島根県西部地区委員長の向瀬慎一氏(50)が出馬を予定している。 国民民主党が1日、次期衆院選島根2区に党公認で出馬予定だった元県議の珍部芳裕氏(43)の擁立を取り下げ、フリージャーナリストの折川朋子氏(43)を候補に立てると発表した。(佐々木一全、片山大輔)
同日、党島根県連副代表に就いた折川氏は松江市内で会見に臨み、出馬動機を「批判ではなく政策提案型の党の姿勢に共感した」と説明。東京一極集中や格差の是正、中山間地域振興、労働者支援などを訴える考えで「課題先進県の島根から笑顔で暮らせる社会にしたい」と意気込んだ。
県連は近く連合島根に推薦を求める方針で、党本部は立憲民主、社民両党と同選挙区での連携を協議する。珍部氏は折川氏の支援に回るという。
折川氏は東京都出身で神戸大大学院国際協力研究科修了後、毎日新聞社に入社。2013年6月に退職してフランスでフリージャーナリストとして活動し、今年4月に党の候補者公募に出願した。