「ストランドビースト(砂浜の生命体)」と呼ばれる造形芸術の作品展「テオ・ヤンセン展」に合わせた模型作りのワークショップが23日、島根県立美術館(松江市袖師町)であった。親子14組が真剣な表情で縦横20センチほどの「ミニビースト」を作り上げた。
風力で生き物が歩くように動くテオ・ヤンセンさんの巨大な作品を基にした、プラスチック製の工作キットを使用。親子やきょうだいで1時間以上かけ、スタッフの助言を受けながら、80個以上の細かなパーツを組み合わせて、うちわであおぐとプロペラが回転して動く模型を完成させた。
松江市内の小学4年生伊藤環君(9)は、細かなパーツを組むのに苦労しながら仕上げ、「部屋に飾りたい」と話した。(林李奈)