安来市立第二中学校(安来市吉岡町)の女子バレーボール部の5人がビーチバレーボールの4人制と2人制の全国大会に出る。市内の中学生が出場するのは初めて。4人制は2021年にも県予選で優勝しながら新型コロナウイルス禍で全国大会がなく涙をのんだ。当時のメンバーもおり、念願の舞台に心を弾ませる。
4人制の第14回湘南藤沢カップ全国中学生大会(8月17、18日・神奈川県藤沢市)は、主将の影山優梛(ゆな)さん(14)=3年=、田中柚妃(ゆずき)さん(14)=同=、石黒琴葉さん(13)=2年=、稲田娃里(あいり)さん(14)=同=が出る。2人制のHEKINANマンモスカップ第3回全国中学生選手権大会(8月19、20日・愛知県碧南市)には田中さんと谷口珠花さん(13)=2年=が挑む。
7月にあった県予選で4人制は優勝、2人制は準優勝だったが優勝チームの辞退で全国切符をつかんだ。
安来二中女子バレー部は21年からビーチバレーにも取り組んでいる。顧問の角貴之教諭は、試合中にコート外から指示が出せないビーチバレーでは選手自ら考えてプレーする力がつくとして「部のレベルアップにつながる」と説く。
7月29日に境港市・弓ケ浜で練習に励み、島根県の国体選手のトレーニングで山陰入りしていたプロの長谷川徳海(よしうみ)選手の手ほどきも受け、気持ちを高めた。
影山さんは「風の影響などインドアとプレーの仕方が違い難しいけど、考えてプレーするのが面白い」という。21年の県予選優勝メンバーで当時悔しい思いをしただけに「全国大会に進めてうれしい。2勝はしたい」と意気込む。
(桝井映志)