鳥取県大山町が2日、65歳未満を対象とする新型コロナウイルスワクチンの一般接種を、今月下旬にも始める方針を示した。優先する高齢者向けが順調に進んでいるためで、国が目安とする8月から前倒しする。同県日吉津村も今月中旬に始める方向で調整中という。

 2日の定例会見で明らかにした大山町の竹口大紀町長によると、年齢区分を設けて接種を進める計画。

 基礎疾患のある人を含めた60~64歳の1044人に対し、6月下旬に始め、7月末までに2回目を終える予定を立てた。接種券は6月中旬に発送する。

 高齢者向けは対象者6292人のうち、4242人が5月末までに少なくとも1回目を終えた。

 予約や接種当日の受け付けを年齢や時間ごとに細かく設定した結果、町内の予約・接種済みは対象者の80%に当たる5059人となっており、希望者の接種が、政府が完了を目指す7月末よりも早く終わると見通した。

 同県日吉津村も高齢者向け接種が順調で、6月中旬に基礎疾患がある希望者、7月下旬に60~64歳を対象に接種を始める準備に入った。

 山陰両県の65歳未満を対象とするワクチンの一般接種は、人口千人未満の自治体や離島で16歳以上への接種を認める国の通知に基づき、島根県知夫村が実施した。 (田淵浩平)