【雲南】雲南市大東町の夏の風物詩「大東七夕祭り」が6日に開かれるのを前に、市立大東保育園(大東町大東)の園児が4日、みこしを担いで町を練り歩いた。年長22人が元気に掛け声を上げ、七夕飾りが取り付けられた町を活気づけた。
スイカをかたどったちょうちんを乗せた60センチと30センチの「西瓜(すいか)提灯(ちょうちん)」みこし5基を肩に乗せ、地元住民とともに園近くの約500メートルを「テンテコテンの七夕さん」と声を上げて歩いた。
金森悠真ちゃん(6)は「暑かったけど頑張れた」と汗を拭い、土谷岳ちゃん(5)は「テンテコテンと言うのが楽しかった」と笑顔。植田豪ちゃん(6)は「西瓜提灯のおみこしを持つのが楽しかった」と話した。
祭りは戦国大名の尼子氏と毛利氏の戦乱の終わりを祝い、1574年に始まったとされ、400年以上の歴史があると伝わる。6日の祭りは、子ども七夕行列が午後7時半に七夕公園(大東町大東)を出発するほか、花火も上がる。(狩野樹理)