浦郷湾に停泊した日本丸=島根県西ノ島町浦郷から撮影
浦郷湾に停泊した日本丸=島根県西ノ島町浦郷から撮影
浦郷湾に停泊した日本丸=島根県西ノ島町浦郷から撮影
浦郷湾に停泊した日本丸=島根県西ノ島町浦郷から撮影
浦郷湾に停泊した日本丸=島根県西ノ島町浦郷から撮影
浦郷湾に停泊した日本丸=島根県西ノ島町浦郷から撮影
浦郷湾に停泊した日本丸=島根県西ノ島町浦郷から撮影
浦郷湾に停泊した日本丸=島根県西ノ島町浦郷から撮影
浦郷湾に停泊した日本丸=島根県西ノ島町浦郷から撮影

 世界最大級の帆船、日本丸(2570トン)が13~16日、島根県西ノ島町浦郷の浦郷湾に停泊した。台風7号によるしけを避けるため、予定外にいかりを下ろし、「太平洋の白鳥」と呼ばれる美しい船体を住民に披露した。

 所管する独立行政法人海技教育機構(横浜市)によると、日本丸には航海士や機関士を目指す国立宮古海上技術短期大学校(岩手県宮古市)と国立清水海上技術短期大学校(静岡市)の学生計100人を含む144人が乗船している。

 7月から9月まで日本近海を航海中。今月9日に新潟県糸魚川市の姫川港を出港し、日本海で実習を重ねながら16日に福井県敦賀市の敦賀港に入港予定だった。乗組員からの報告では、浦郷湾で停泊中、台風の影響を大きく受けることはなかった。16日午後7時ごろ、いかりを上げ敦賀港に向かった。

 隠岐諸島は江戸時代中期から後期、北前船の風待ちの寄港地として栄え、現在も海が荒れた時に浦郷湾などに大型船が避難することがある。機構の担当者によると、過去の航海では寄港地に組み込まれ、学生らは西ノ島町の国賀海岸を訪れたという。