【米子】2021年4月に漫画の連載が完結した大ヒット作「進撃の巨人」の超大型コミックが4日、米子マンガミュージアム(米子市角盤町1丁目)でお披露目された。物語の鍵を握る「巨人」が読むことを想定した巨大サイズで、ギネス世界記録にも認定。同館の新たな目玉となりそうだ。
超大型コミックは縦101センチ、幅71・5センチで、重量13・7キロ。講談社が発行する単行本と比べて約36倍の大きさで、第1、2話の内容が収録されている。
作品は巨人が支配する世界で、主人公・エレンたちが自由を求めて自らも巨人となり戦うダークファンタジー。エレンが巨人化した際に読めるサイズをイメージした作りで、21年4月には「出版された最大の漫画本」としてギネス世界記録に認定された。
来場客に楽しんでもらおうと、同館のスタッフ5~6人が、講談社から限定100冊で販売された同コミックの購入に挑戦。オンライン販売で開始からわずか2分で完売となったが、無事に手に入れたという。
父親と来場した米子市立福米中学校1年の箕矢豊海さん(12)は「すごい迫力だった。巨人になったエレンと同じ視点で読めて面白かった」と笑顔だった。
8日まで展示し、9日から約1カ月間、米子市内のTSUTAYA3店舗や倉吉店などで巡回展示する。同ミュージアムには7月10日に再び戻る。
(岩垣梨花)