島根、鳥取両県が23日、定点医療機関で14~20日に報告された新型コロナウイルスの感染者数は、島根725人、鳥取656人で、1定点当たりでは島根19・08人、鳥取22・62人と発表した。前週と比べ、島根は3・79人、鳥取は1・86人増加した。

 島根の管内別の内訳は、松江(定点医療機関11)198人、出雲(9)174人、浜田(5)133人、益田(5)83人、雲南(3)68人、県央(3)51人、隠岐(2)18人。地域別では浜田保健所管内で定点当たり26・6人、雲南保健所管内は22・67人と感染が拡大している。

 病床(即応病床とコロナ患者が入院する一般病床の合計325床)使用率は、21日時点で74・2%。重症者は3人。職員の感染や病床が埋まっていることを受け、松江生協病院(松江市西津田8丁目)、益田赤十字病院(益田市乙吉町)は当面の間、救急車の受け入れを一部制限する。

 鳥取の管内別の内訳は、

米子(定点医療機関11)288人、鳥取市(12)219人、倉吉(6)149人。米子、倉吉は鳥取県が独自に定めた「警戒レベル」(1週間で定点当たり20人以上感染)に達している。

       (中島諒)