空き家となっている島根県の知事公舎(松江市北堀町)について、丸山達也知事が21日、2023年度をもって廃止する考えを示した。築約40年が経過して老朽化が進み、年間約300万円の維持管理費がかかることなどが理由。松江城に近い一等地にあり、資産価値は土地と建物で計2億円。跡地に関しては売却を含め検討を進める。(白築昂)
【関連】歴代3知事が33年居住 島根公舎、1986年に新築
19年知事選で初当選した丸山知事は松江市内に自宅を購入し、知事公舎を使っていない。
この日の県議会で、河内大輔議員(自民党ネクスト島根)の一般質問に答えた丸山知事は、多額の維持管理費が発生している状況を踏まえ「仮に私が今期末で退任し、次に知事になる方が入居を希望することを想定しても、備えにかけるコストとしては高すぎる」と説明。...