受刑者が作った製品を品定めする来場者=松江市学園南1丁目、くにびきメッセ
受刑者が作った製品を品定めする来場者=松江市学園南1丁目、くにびきメッセ

 刑務所の受刑者が作った製品の展示即売会「松江地区矯正展」が30日、松江市学園南1丁目のくにびきメッセで始まった。丁寧に作られた日用品や家具が安価で求められるとあって、多くの人が訪れた。1日もある。

 受刑者の社会復帰への理解を促そうと、松江刑務所と松江少年鑑別所が開催した。おもちゃや棚といった木工品のほか、陶器や洋裁、革製品など全国で作られた約6千点が並ぶ。

 松江刑務所が出品したカラフルな荷造りテープを編み上げた手提げ籠や、鳥取刑務所によるヨットの帆などに使われる「帆布」製トートバッグは、いずれも耐久性に優れ注目された。

 松江刑務所は地域との連携に取り組み藍染め綿布「広瀬木綿」製の財布機能付き肩掛けカバンを初めて出品。安来市広瀬町広瀬の染物店「天野紺屋」などと開発した。毎年訪れるという松江市大輪町のサービス業、村上桂子さん(61)は「地元の産品を使うことで刑務作業への理解がより広まるだろう」と感心した様子で品定めしていた。

(奥原祥平)