ホームセンター大手カインズ(埼玉県本庄市)の新店舗建設が鳥取県日吉津村で計画されている。山陰両県では鳥取市に続き2店舗目で、大規模小売店舗立地法に基づく届出書によると店舗面積は9500平方メートル。イオンモール日吉津西側の国道431号沿いの市街化調整区域で、村は都市計画決定手続きを進める。

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 届出書によると、鳥取市と岡山県津山市でカインズを展開するウシオ(鳥取市二階町)が経営する。同村日吉津、富吉にまたがる店舗は本館(6370平方メートル)と資材館(3130平方メートル)からなり、362台収容の駐車場を整備する。プライベートブランド(PB)を含め、日用雑貨やDIY用品、インテリア用品などを取り扱う。

 村総合政策課によると、7月に住民説明会を開き既にパブリックコメント(意見公募)も実施。都市計画決定に向けて県と協議中だが、届出書で2024年4月としている開店時期は、現段階で未定という。

 計画地の東隣では大黒天物産(岡山県倉敷市)のスーパー「ラ・ムー」(店舗面積1880平方メートル)の出店計画もあり、一帯で商業施設の集積が進む。(吉川真人)