出雲署は10日、未納料金などの名目で、出雲市在住の60代男性が現金400万円をだまし取られる架空料金請求詐欺被害に遭ったと発表した。

 同署によると、男性は2日、未納料金に関するメールが携帯電話に届き、記載の番号に電話すると、NTTファイナンスサポートセンターを名乗る男に「インターネット配信契約を結んであり、年間料金と解約料金30万円がいる」と言われ指定の口座に振り込んだ。その後も「他の2社の契約があった」と言われ指示通り70万円を振り込んだ。

 さらに3~5日の間に、日本ネットワークセキュリティー協会を名乗る男から「あなたの携帯電話からコンピューターウイルスが拡散していて被害が多数出ている」などと電話を受け4回に分けて計300万円振り込んだ。

 7日に男から「ウイルスの被害者から損害賠償を請求された」と電話があり、不審に思い、同署に相談した。