【浜田】浜田市宇野町を流れる下府川の左岸で、マツバギクが見頃を迎えている。色鮮やかなピンク色の花が咲き誇り、7月ごろまで楽しめるという。
川沿いのマツバギクは、ボランティア活動に取り組む「宇野町松寿会」前会長の河野信男さん(85)が、草刈りの手間を減らしながら、きれいな景観をつくろうと植えたのが始まりとなった。
同会が年2、3回、草を取ったり、肥料をやったりして管理していたが、昨年6月に雨が続いた影響で、右岸側約450メートルのうち、9割程度が土が流れるなどで株が枯れた。5月から、会員が株分けしたり、挿し木をしたりして、植え替え作業に汗を流す。
左岸側の長さ約150メートル、幅約1メートルは雨の被害を受けず、日差しを受け、鮮やかなピンク色の花が際立つ。松寿会によると日差しが強いと花の咲きが良くなるという。同会の佐々木友春会長(73)は「天候の影響もあり枯れたのは残念だが、きれいな花が咲いた。ピンク色の花を楽しんでほしい」と話した。
(陶山貴史)