海岸清掃を通じ、海の豊かさを守るSDGs(持続可能な開発目標)を知る活動が14日、出雲市外園町の長浜海岸であった。地元住民ら89人が汗を流し、環境保全の大切さを学んだ。
SDGsの理解促進を目的に、出雲国風土記の「国引き神話」の舞台として知られる海岸で、出雲医療生協(出雲市塩冶町)が2020年から年2回実施している。
参加者はペットボトルやプラスチックの破片、漁で使用する網や蛍光灯といった漂着物を拾い集めた。1時間で大型ごみ袋50袋分がいっぱいになった。
親子で参加した出雲市立西野小学校5年の原寛太朗くん(11)は「割れた発泡スチロールや、ハングル表記があるペットボトルが多かった。活動で、少しでも地球の環境がよくなればうれしい」と話した。(黒沢悠太)