池一面のダリアを背景に写真撮影する観光客=松江市八束町波入、由志園
池一面のダリアを背景に写真撮影する観光客=松江市八束町波入、由志園

 松江市八束町波入の日本庭園・由志園で14日、園内の池に10万輪のダリアを浮かべるイベントが始まり、訪れた観光客の目を楽しませている。11月5日まで。

 ダリアは和名で「天竺牡丹(てんじくぼたん)」と呼ぶ。イベントは由志園が2019年から毎年開催しており、松江市の姉妹都市で球根出荷量が日本一の兵庫県宝塚市産の花を取り寄せた。

 5千平方メートルの池一面に浮かぶのは赤やピンクの大輪。心地よい秋風が水面を吹き抜けると花がそろって揺れ、周囲の景色と相まって独特な情緒を醸し出す。北九州市から友人と観光で訪れた幼稚園職員の神田詳子さん(37)は「庭園に入った瞬間、色とりどりの花が目に入り、印象的だった」と話した。

 開園時間は午前10時~午後5時。入場料は一般1400円、小中高生700円。

     (堀尾珠里花)