香港航空が、米子空港(境港市佐斐神町)と香港を結ぶ期間限定の「季節便」を今年12月から来年2月にかけて運航させる見通しとなった。期間中は、クリスマスやアジア各国で春節(旧正月)に伴う大型連休があり、需要があると判断したとみられる。

 鳥取県の平井伸治知事が17日、記者会見で明らかにした。県国際観光・万博課によると、期間は12月18日~来年2月26日。月・水・金・日曜の週4便で計41往復を計画している。機材は174人乗りを使用する。

 県は香港経由で他地域からのインバウンド(訪日客)も期待できるとしており、誘客の促進や情報発信に取り組む方針。搭乗率を高めて、年間を通じた定期便の運航につなげたい考えだ。

 米子空港と香港を結ぶ定期便は2016年9月に週2往復でスタート。18年に週3往復となったが、新型コロナウイルスの感染拡大で20年2月から運休が続いている。新型コロナの水際対策が緩和されたのを受け、今年7月18日から8月20日まで計15往復、チャーター便が飛び、平均搭乗率は82・0%だった。(福間崇広)