出雲市矢野町の出雲ドームで開かれる秋巡業大相撲出雲場所(26日・出雲場所実行委員会、出雲市、山陰中央新報社主催)を前に色鮮やかなのぼりが20日、会場周辺に設置され、ムードを盛り上げている。
のぼりは高さ8・7メートルで委託業者が10本設置。丸みを帯びた独特の字で「式守伊之助」などと書かれている。
この日は、巡業の担当親方で、先に現地入りしている振分親方(41)=元幕内宝智山=と君ケ浜親方(38)=元関脇隠岐の海=が、出雲市今市町の市役所に飯塚俊之市長を訪ねた。君ケ浜親方は「力士の真剣な表情、気さくな姿や触れ合いを通じて、相撲はすごいと思ってもらいたい」と話した。
出雲場所は2019年以来、4年ぶり。横綱・照ノ富士、9月場所で優勝した大関・貴景勝、島根県出身力士の隠岐の浜(西三段目筆頭)や琴布野(東序二段98枚目)ら、裏方を含めて総勢約200人の参加を予定している。
近く65歳の定年を迎えるため、今回が最後の「ご当地場所」となる出雲市出身の立行司・第41代式守伊之助(64)=本名・今岡英樹さん=が主催者に代わってあいさつをする「雑踏ぶれ」がある。
チケットなどの問い合わせは、。実行委事務局のNPO法人出雲スポーツ振興21、電話0853(25)1006。
(佐野翔一)