葉が色づき始めた草木を見ながら抹茶を味わう「秋の茶会」が21日、益田市高津町の島根県立万葉公園やすらぎの家であった。好天の下、来場者がくつろぎのひとときを過ごし一服を堪能した。22日も。
同公園が1996年から春と秋の2回催す恒例のイベント。近年は、表千家と裏千家が交代で担当している。今回は、表千家同好会益田地区会(田中さえみ会長、約100人)の11人が奉仕した。
紺色の毛せんが敷かれた茶席には、フキアゲギクやコエビソウ、ミズヒキを生け、キクを描いた軸を掛けて秋の風情を演出した。
もてなしを受け、茶菓子や抹茶を楽しんだ益田市須子町の高校非常勤講師岩田信子さん(69)は「皆で楽しめたことがうれしかった」と話した。
22日は午前9時~午後3時。一服500円。(中山竜一)