益田市美都町特産のユズを使った「ゆず湯」のサービスが24日、同町宇津川の日帰り温泉施設・美都温泉湯元館で始まった。12月19日までの毎週火曜日と、冬至(12月22日)の計10回を予定している。
ゆず湯は1991年オープンした同館が、地元特産のユズをPRしようと30年ほど前から続ける。地元や広島県からも多くの入湯客が訪れる。
この日は男湯、女湯の露天風呂に直径6、7センチとやや小ぶりの計800個を浮かべた。爽やかなかんきつ系の香りが漂い、入湯客はユズを手に取ったり、目を閉じて深呼吸をしたりしていた。
同市美都町丸茂の農業島川鐵雄(かねお)さん(80)は「毎年楽しみにしている。肌触りが柔らかい湯に、よい香りが加わり、気持ちがいい」と話した。
営業時間は午前8時~午後9時。毎週水曜定休。入浴料は高校生以上500円、小中学生300円、未就学児無料。
(中山竜一)