【雲南】三刀屋高校掛合分校(雲南市掛合町掛合)の2年生22人が26日、東京都千代田区の島根県アンテナショップ、日比谷しまね館で雲南市のブランド米「たたら焔(ほむら)米」をPRした。田植えや稲刈りを体験したブランド米に考案したレシピやキャラクター入り缶バッジを添え発信した。
生徒たちは生産者や消費者に喜んでもらえるブランド米のPR方法を考えようと、今春の田植え後から準備を進め、昨年に続き研修旅行に合わせて東京での販売会に臨んだ。
1キロ600円の特別価格で販売した新米の「たたら焔米」(プレミアムつや姫)に合わせ、生徒が来場者に大さじ1杯分の炊きたてご飯を試食用として手渡した。地元の紅梅しょうゆの調味料を使って開発したそぼろ丼やビビンバなどのレシピ4種類を紹介するパンフレットを配って魅力を伝えた。
数袋を購入した雲南市木次町出身で横浜市在住の飯田恵美子さん(73)は「ふるさとを応援したくて来た。甘みがあっておいしい」と話し、PRした藤原杏寿華(あすか)さん(16)は「自分たちが作ったお米が売れて、うれしかった」と笑顔だった。(原田准吏)