よさこいの総踊りを奉納する出演者=出雲市大社町杵築東、出雲大社
よさこいの総踊りを奉納する出演者=出雲市大社町杵築東、出雲大社

 歌舞伎の始祖とされる出雲阿国(いずものおくに)の生誕地・出雲市大社町で29日、ダンスイベント「出雲だんだん祭り」が初めて開かれた。島根県内のダンスチームと全国各地のよさこいなど計32団体580人が、神門通りや出雲大社で熱気あふれる踊りを繰り広げた。

 神門通りは約500メートルの区間に交通規制がかけられ、パレード形式で順番に踊った。迫力のあるよさこいの演舞や、ヒップホップ、KーPOPなどキレのあるダンスに、観光客らが大きな拍手を送った。

 出雲大社神苑でも踊り、境内ではよさこいとダンスの出場者がそれぞれ総踊りを披露。米国を拠点に活動する世界的ダンサーのケント・モリさん(38)も参加し、オリジナルのダンス「Rainbow」を奉納した。

 島根県立大の学生でつくる「よさこい橙蘭(とうらん)」の落合佑馬代表(20)は「出雲大社で踊ることができると楽しみにしていた。お客さんが笑顔で見てくれてうれしかった」と話した。

 出雲阿国は1603年に京都で歌舞伎踊りを披露したとされる。イベントは市や出雲商工会議所、出雲大社相模分祠(ぶんし)(神奈川県秦野市)などでつくる実行委員会が、踊りでにぎわいを発信しようと企画し、市内在住のプロダンサー森本広樹さん(37)=芸名・9BIN(キュービン)=が統括プロデューサーを務めた。(黒沢悠太)