コガワ計画の担当者(右)から自動車教習所やグループ会社の業務内容について説明を聞く参加者=益田市須子町、市人権センター
コガワ計画の担当者(右)から自動車教習所やグループ会社の業務内容について説明を聞く参加者=益田市須子町、市人権センター

 【益田】益田市あけぼの東町、ハローワーク益田がこのほど、同市須子町の市人権センターで、管内(益田市、津和野町、吉賀町)の障害者を対象に就職面談会を開いた。参加者約30人が市内に本社や本部、工場を置く12事業所の担当者と直接、顔を合わせて説明を聞き、業務内容などへの理解を深めた。

 3月に障害者雇用の促進などに関する法律や規則が改正された。企業に求められる障害者の法定雇用率は現在の2・3%が24年4月に2・5%、26年7月に2・7%と段階的に引き上げられる。

 ハローワーク益田の青木聡一郎所長は「管内の企業に障害者雇用への理解を深めてもらうとともに、障害者の雇用機会確保、雇用率未達成事業所の解消を狙いに開いている」と趣旨を説明した。

 今回は福祉・介護事業、プラスチックフィルム製造業などの事業所がブースを設け、参加者が人事採用計画担当者から業務内容の説明を受けた。

 島根県立益田養護学校高等部2年椿原心愛(ここな)さん(16)は「保育士を目指している。製造業や自動車教習所、介護などの事業所を回りさまざまな仕事に興味が湧いた」と話した。(中山竜一)