サツマイモの苗を畑に植え付ける生徒=島根県邑南町矢上、矢上高校
サツマイモの苗を畑に植え付ける生徒=島根県邑南町矢上、矢上高校

 矢上高校(島根県邑南町矢上)普通科の生徒が本年度、サツマイモの加工品作りに挑戦する。起業探究という授業の一環で生産、加工、販売を行って「6次産業化」を学び、農業の大変さや経営などについて考えるきっかけにする。秋に収穫して開発に取り組み、年度内の完成を目指す。 (糸賀淳也)

 文部科学省の2020年度「地域との協働による高等学校教育改革推進事業」に選ばれた同校では、地域課題の解決策を考える授業を展開。食と農によるA級グルメ構想を進める町内の高校として、農業に関わりながら課題解決能力を身に付けようと企画した。

 同校では産業技術科で農業を専門的に学べる一方、普通科の生徒が農業に関わる機会はあまりなかったといい、サツマイモの加工品作りは初めてという。

 10日は、普通科の2年生22人が校内の畑でサツマイモの苗を植え付けた。「紅あずま」と「シルクスイート」という2品種の苗をそれぞれ25本ずつ丁寧に植え、水をかけた。中田菜々穂さん(16)は「サツマイモの苗植えをしたのは小学校以来かもしれない。スイートポテトなどのスイーツを作って売ってみたい」と話した。

 9月ごろから商品化に向けたアイデアを練る。町内の道の駅などで実際に販売されている商品を調べるなどしながら意見を出し合い、収穫にも取り組みながら商品化に取り組む。