第102回全国高校サッカー選手権島根県大会最終日は11日、県立浜山公園陸上競技場で決勝があり、立正大淞南が2-0で益田東を下し、2年連続20度目の優勝を飾った。立正大淞南は12月28日から首都圏である全国高校選手権に出場する。
立正大淞南は後半9分に主将のDF西口大稀がヘディングシュートを決め、先制。同16分にはDF坂本直太郎がコーナーキックを頭で合わせて2点目を奪い、そのまま逃げ切った。
26年ぶりに決勝に進出しした益田東は持ち前のパスサッカーで攻めたが立正大淞南の強固な守備に阻まれ、初優勝を逃した。(森山郷雄)
【評】後半にセットプレーから2点を奪った立正大淞南が持ち味の堅い守備で得点を許さず、益田東を振り切った。
立正大淞南は前半、益田東の激しいプレスに苦しみ、無得点に終わった。後半は9分にコーナーキック(CK)からDF西口のヘディングシュートで先制。同16分にもCKからDF坂本が頭で押し込んで2点目を奪うと、攻守でリズムを取り戻し、益田東に決定機をつくらせなかった。
益田東は、GK高橋の思い切りのいい飛び出し、MF鈴木やDF津組の粘り強い守備で立正大淞南の攻めをしのいだ。攻撃では最終ラインからパスをつないで得点を狙ったが、シュートは2本に抑えられた。
磨き上げたセットプレーで2得点「うちの強みが出せた」
立正大淞南が磨き上げたセットプレーで後半に2点をもぎ取り、県内最多の...