女子児童や未就学児のサッカー教室「なでしこひろば」がこのほど、松江市浜乃木7丁目の島根県立大松江キャンパスであった。指導者や学生に教わりながら、ドリブルやシュートを体験し、楽しく体を動かした。
教室は女子サッカーの普及を目指し、日本サッカー協会公認で県立大が主催した。指導は、なでしこリーグのチームでヘッドコーチを務めるなど20年間女子サッカーに携わり、今春、県立大に赴任した中谷昌弘准教授=生涯スポーツ=(52)が担当した。
松江市内の3歳から小学3年生までの計25人が参加した。小学1~3年の部は、鬼ごっこで体を動かした後、ドリブルやシュートを練習。中谷准教授は「ボールだけでなくて前を見てみよう」などと助言した。
島根県立大短期大学部の学生も指導を手助け。チームに分かれて試合もあり、子どもたちがゴールを決めるたびに大きな歓声が上がった。古江小1年の安達美織(みおり)さん(6)は「シュートが決まって楽しかった」と喜んでいた。
なでしこひろばは今後、毎月、開催する予定という。中谷准教授は「地域に運動が好きな子どもたちを増やせればいい。学生にも運動を教える楽しさを伝えたい」と話した。
(高見維吹)